外出先から自宅のPCにアクセス ポートフォワード ?ルータ機能の解説-第9回?

Categories: ITなニュース  2008/8/19 火曜日

個人でもルータを触る機会は多々あるかと思います。

シリーズでルータ機能について解説していきたいと思います。ルータの機能を知る事で、ネットワークの全体がみえてくるかと思います。

今回はポートフォワードについて解説したいと思います。TCP/IPを利用したネットワーク通信では、通信機器や個々のコンピュータの持つIPアドレスの下に設けられた補助アドレスとして、0から65535までの「ポート番号」が使われています。
例えば、WEBにアクセスする場合は、192.168.1.0:8080 など使われます。これをフォワードする、つまり、このポート番号の時は、このIPアドレスにつないでくれと、ルータに指定してあげることができます。

このポートフォワード機能とVNCなどのリモートデスクトップを組み合わせることにより、外出先から自宅のPCにアクセスできるようになります。

また、ポートフォワードのもうひとつの使い方は自宅にサーバを立てる場合です。この機能を使うことで、WEBサーバなどを外部に公開できるようになります。

いずれにしても、外部に公開したいPCのIPアドレスと公開したいサービスのポート番号をルータに登録しておくことで、ひとつのIPアドレスを有効に活用する事ができます。この辺は後日IPマスカレードで解説したいと思います。

このVNCを使った外部からのアクセスは大変便利で、私も以前はよく使ってました。ただし、実際に外出先から自宅に接続するには、自宅のPCでリモートデスクトップを受け付ける設定を行ない、さらにPC自体を起動させておく必要があります。また、ファイアウォールなどで特定のポートが遮断されていないことを確認することも重要です。
また、セキュリティ対策も必要です。誰でもアクセスできてしまうため、PCのリモート操作を行うVNCにはログインパスワードを設けるなどの対策が必要です。

ルータ機能の解説の予定

ステートフルパケットインスペクション
PPPoE
ステルス機能
TKIP機能やESSID機能、MACアドレスフィルタリング
Universal Plug and Play
Unnumbered
DHCP
DMZ
ポートフォワード

セッション・キープ・アライブ機能
NAT+IPマスカレード


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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