2億円のIP電話が820万円で!

Categories: ITなニュース, ネットワーク  2009/2/17 火曜日

 秋田県大館市で、2億円のIP電話を820万円で導入したようです。同市は8庁舎9事務所間の連絡を公衆回線で行っていたため、多大な電話料金が生じていて、電話料金の削減を狙いIP電話を検討したところ、ベンダーからの見積もりは約2億円。電話料金の削減をあきらめて従来と同じアナログ交換機を更新する場合でも約2000万円との見積もりだったといいます。そんな時、一人の職員が、オープンソース・ソフトウエアであるAsteriskを利用したIP電話網の導入を提案し、低価格で導入する事ができたようです。総延長9kmのLANケーブルも自分たちで敷設し,ソフトはAsteriskの無償版,サーバーのOSは英CanonicalのLinuxディストリビューションUbuntu、サーバーはDELL PowerEdge 830を2重化して使用し、IP電話機はACT P123S、回線はNTTのひかり電話,庁舎間の接続はダークファイバーと,Bフレッツを利用したVPNで構築したとの事です。
(ソース: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090209/324420/

 見積もりの約5%の費用で済んだわけですが、サポートや人件費を除いて材料費だけで考えると、実際この価格で実現は不可能といえなくはないです。ただし、大館市の場合は、人材がいたことやその人がプロジェクトに専念できる体制があった事、資金面でリース等にたよる必要がなかったことなど、自前で構築できる要素が揃っていたかと思いますので同じ方法を多くの企業では難しいといえるでしょう。

 最近は、ひかり電話も安定してきていますし、さらにNTTがNGNと呼ばれる品質確保型のサービスを全国展開していることなどを考えると、リース終了時点で、IP電話への世代交代は今後はさらに加速するかと思います。しかし、IP電話は実際にはいくらぐらいかかるのでしょうか。

 InfiniTalkというソフトウェア(Asteriskの拡張版)の場合、録音機能やACD機能(自動呼分配システム)やIVR(「ご注文のお客様は1番を…」)機能をつけ、外線6回線、電話機10台の場合の金額はこれら材料費だけで、¥2,198,000と試算されます。これにLAN配線とサポート及び設定費が加わってくる事になります。こちらの場合はコールセンター並みの高機能のケースになりますので、これより安くすることはもちろん可能です。ひかり電話などのIP電話は通信費の削減効果も高いことや、最新のオフィスフォンは高機能で業務効率を上げる事ができるので、リース終了時期が近づいている会社様は検討されてもいいかと思います。弊社でも見積もりやご相談に乗ることは可能ですのでお気軽にお電話ください。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

コメントは受け付けていません。