Parallels DesktopのWindowsの日本語変換を快適にする

Categories: Apple, トラブル解決  2010/1/8 金曜日

Mac OS X上でWindowsを仮想OSとして使用するParallels Desktop for Macの設定方法をひとつ。

Windowsでは日本語入力の切り替えに「半角/全角」キーを押して切り替えますが、Macはスペースキーの左右にある「英数」キー、「かな」キーを使って切り替えます。(USキーボードの場合はcommandキー+スペース)。多論ありますがこの日本語キーボード、慣れるとwindowsの切り替えより好みです。

けれどParallelsでwindowsを動かすと、「半角/全角」がないため、そして「英数」「かな」キーがないため言語バーをさわって切り替えるという手間が発生してストレス。

少し見てみるとサポートにて変更する方法が公開されていました。

Parallelsを使ったwindows XP上で、Macオリジナルキーを使って日本語入力を切り替える方法は以下の通り。ちなみに環境はiMac Late 2009 Mac OS X 10.6, Parallels Desktop for Mac 4.0, Windows XP SP3です。

★参考:Parallels Desktop for Mac 4.0 FAQ

  1. Parallelsの環境設定の変更
  2. Parallelsの環境設定から左側のペインにて「キーボードとマウス」を選択し、「Mac OS Xシステムのショートカットを有効にする」のチェックを外します。

  3. Macの環境設定の変更
  4. Macの環境設定の中にある「キーボード」→「キーボード」タブにある「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」のチェックを入れます。
    この設定はWindowsXPのMS-IMEで日本語変換を行う際にファンクションキーを使えるようにする設定です。Mac OS X上全てに反映されますのでこのチェックを入れた場合、Mac OS Xでキーの機能を利用する場合は「Fn」キーを押しながら操作するように切り替わります。

  5. Windowsの言語環境設定の変更。
    • 「コントロールパネル」から「日付、時刻、地域と言語のオプション」→「地域と言語のオプション」
    • 「地域と言語のオプション」ウィンドウの中から「言語」の「詳細」を選ぶ
    • 「Microsoft IME 」の名前を選択し「プロパティ」をクリック
    • [全般]タブにある[設定]
    • [キー列]から[無変換]を選択し、その右隣の[入力/変換済み文字無し]の欄を選択し[変更]ボタンをクリック
    • 機能選択の画面から[IME-オン/オフ]を選択し[OK]
  6. 少しここはややこしい。目的は「無変換」と認識されるキーにIMEの変換を割り当てること。

これでネイティブにParallelsのwindowsのソフトを使っているとき、「英数」キーを押せば英語の直接入力に、「かな」キーを押せば日本語入力に切り替わります。
環境作りは面倒ではありますが気持ちのいい環境があると仕事もはかどるもの。

Macとwindowsがシームレスに使えるとなおさらです。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

Parallels DesktopのWindowsの日本語変換を快適にする への4件のコメント

  1. Casey より:

    ありがとうございました。助かりました。

  2. てるりん より:

    こんにちは。教えてください。自分はUSキーボードを使用しているのですが、この方法でUSキーボード「commandキー+スペース」にて変換できるようになるのでしょうか。宜しくお願いいたします。

  3. YOSSiO より:

    てるりんさん>

    こんにちは。USキーボードでは試していないのですが、Paralells Desktopのこの機能は、言語問わずOS Xで指定されているキーボード文字入力方法を利用可能とするオプションのため、日本語キーボードだけにとらわれない設定です。キーボード入力をカスタマイズしていても、変更に沿って機能します。試してみてください。

  4. shorin より:

    素晴らしい。
    これまで色々試したのですが、うまく行っていませんでした。
    本当に助かりました。ありがとうございました。