こまめにバックアップ

Categories: ITtimes, トラブル解決  2010/11/19 金曜日

おひさし振りです!!

ひさしぶりにブログに投稿するので緊張しますね (;^◇^;)ゝ

お客様のところでは大事なデータを扱っているのにバックアップを取っていないパソコンも多く、よくバックアップの提案をさせていただくことがあります。

バックアップの手段に関しても、お客さんの状況に応じて手動で行ったり、ソフトを活用して一部のファイルを自動でバックアップしたりといろいろです。

システム全体をバックアップする専用のソフトウェア&ハードウェアもあり、このようなツールを使ってハードディスクのコピーをとっておくと、万一のときにも以前の環境に戻せる可能性が高くなります。

ハードディスクの故障のみが原因であれば事前のバックアップを活用することで十分に対処できることが多いです。重要度にもよりますが、弊社のサポートするお客様のところでも定期的にこのようなバックアップをとっているPCが多数あります。

このようなバックアップを取っていても問題となるケースとしては、故障の原因がパソコン内部の基盤等にある場合などです。

Windowsにおいてはインストール時にその環境にあわせてソフトウェアを追加します。

極端な話、Windowsの入ったパソコンが100台あれば100の環境があることになり、そのうちの1つが他の1つとまったく同じハードウェア環境である可能性はとても低いです。

それで事前にあるパソコンからとっておいたバックアップイメージは、その同じパソコンには戻せますが、他のパソコンに入れて使うことはできません。

基盤等の故障の際、前と同じ環境を再現するのが難しい理由がそこにあります。

頑張って違うハードウェア環境に戻せるケースも少なくないのですが、以前ほどの安定性はないこと、それだけ手間をかけるならWindowsを新たに入れなおして新しい環境を構築したほうがよいという結論に達することも多く、実際そのようにすることも多いです。

ところで最近IT業界はちょっとした”仮想化”ブームで、同じパソコン上で2つ以上のWindowsを起動させることも珍しくなくなりました。

Windows 7 の UltimateやBusinesのユーザーならXPモードでおなじみですね。

この仮想環境を利用できるようなバックアップソフトも登場しています。

これまでであればまったく同じハードウェア環境を用意しなければならなかったところ、こういったソフトを使うことで以前のWindows環境を仮想的に再現できるので大変便利ですね。

こうしたソフトの中には仮想化のほかに、基盤が異なる等の別のハードウェア環境に戻せるものもあります。

こういったソフトウェアは私たちのようなメンテナンスをする側にとっても有用なので積極的に活用していく予定です。

今日はバックアップに関連して、何をどのようにという点で書いてみましたが、ほかに”どこに”といった点も考えなければいけませんね。

バックアップの重要性については強調してもしすぎることはないのですが、その手段は目的によって変わってきます。弊社のお客様には今後も最適なものを提案していきたいと考えています。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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