忘れるハードディスク

Categories: ITtimes, ITなニュース, セキュリティ  2011/4/19 火曜日

瞬時にデータを無効化するハードディスクを東芝が製品化しました。
このハードディスクは、想定外の機器に接続されると記録されているデータを無効化して情報漏洩を防ぐそうです。

今までも情報漏洩の対策として暗号化機能を搭載したハードディスクはありました。
しかし今までのものは搭載機器からの指示でのみデータの無効化が可能でしたが、今回の新製品は自動的にデータを無効化することができるということです。
東芝:ニュースリリース (2011-04-13):世界初、想定外の機器に接続されると瞬時にデータを無効化する2.5型HDDを製品化

仕組み

ハードディスク本体が、接続されているパソコンなどに対して認証を行い、想定外の機器に接続された時は、暗号化して記録されているデータの解読に必要な暗号鍵を消去してデータを解読不能にする仕組みだそうです。

情報漏洩対策としてはとても有効だと思いますが、誤ってデータを無効化したりしないか心配です。
今までのように壊れたパソコンからデータを取り出そうとして、安易にハードディスクケース等を利用して他のパソコンに接続し、データを無効化してしまうということが考えられます。
管理者の方は注意が必要です。
このような機能が増えれば、ますますデータ復旧は技術が必要になります。
またデータは消えてしまえば元に戻すことは出来ません。
やはりデータ復旧は専門の業者に依頼したほうがいいでしょう。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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