シリコンフォンデュ

Categories: ITtimes, トリビア  2011/12/9 金曜日

フォンデュといえば具材を溶けたチーズなどに浸して食べるあれですね。

先日ランチバイキングに行った際、大きなチョコレートの滝にケーキなどを浸して食べる装置もあっておもしろいなと思いました。

ところでCPUもフォンデュと似ています。

CPUはウエハという半導体のベースを細分化して作成されます。
このウエハの作成方法がまさにフォンデュ作りのようです。

チョクラルスキー法という製法のようですが、種となる結晶を溶融状態のシリコンに浸してゆっくりと回転させながら引き上げます。そうしてできあがったシリコンインゴットは円柱形をしています。

Intel等のCPUの発表でプレゼンターが持っている円盤はそのシリコンインゴットを薄くスライスした1枚です。基が円柱形なのでウエハも丸形だったんですね。

そこに基板をプリントし、1つのCPUサイズに裁断して配線をし、CPUが完成するという大まかな流れです。

CPUを製品として作るのにはとてもお金が掛かります。
その額、ウン千億円!!と言われています。

メモリなどと違って簡単に新規参入できる分野ではないわけですね。
Intelの最大のライバルであったAMDはどうかというと最近あまり元気がないようにも思え、あっと言わせる新製品の発表はないようです。

MacもIntelに完全移行してしまいました。
IntelもCPUの性能を向上させるための開発の手を休めてはいませんが、ライバルのがんばりによっても盛り上がってほしいCPU業界とフォンデュの話でした。
( ̄。 ̄;)<--少し強引なまとめ


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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