説明は骨が折れるんです..

Categories: トラブル解決, 使えるIT  2010/1/20 水曜日

早いところでは新人さんがインターン等で働き始めているようですね。

新人担当社員は自分の業務も抱えつつでなかなか大変なようで..

新人さんが1人ならマンツーマンでの指導もできるでしょうが、大勢ならそうもいかないもの。

「なんとか効率よく指導できないものか」と考えた先輩社員Aさん、

以前業務手順をWord文書にまとめたことがあります。

しかし、後輩社員「文書だけでは分かりにくいです…」

そこでAさん、Powerpointで苦労して写真や挿絵も加えて新たなマニュアルを作成。

膨大な資料だけに何時間もかかってへとへとです。

Aさんの会社では必須の業務アプリケーションがあり、その説明が大変です。

業務アプリの操作の部分だけでも何とか簡単にマニュアル化できないでしょうか。

こんな場合、Windows7であればPowerpointを使わずとも画面キャプチャ付きのマニュアルを簡単に作成できてしまいます。

ただこの機能、実際はWindowsのトラブルシューティングに役立つ目的で用意されているため、[問題ステップツール]という名前が付いています。

利用手順は[コントロールパネル] -> [トラブルシューティング] -> [友人の支援を受ける] -> [問題ステップ記録ツール]です。

開くとこんなツールが出てきます。

使い方は簡単です。

用意ができたら[記録の開始]を押してマニュアル化したい手順を実行するだけ。

[記録の停止]を押せば保存場所を聞いてくるので、希望のところに名前を付けて保存するだけです。

できたファイルはmhtファイルなのでInterne tExplorerで見ることができます。

下記のように1つの手順ごとにデスクトップがキャプチャされていてわかりやすくなっています。

操作すべきポイントが緑の枠で囲まれていて何をすべきなのかが一目了然となっています。

この画像は記録ファイルの中から抽出して掲載したものですが、そこには写真だけでなくステップごとに文章で説明が加えられています。

これらの記録だけでも十分手順は理解できるものとなっていますが、そこに任意にコメント等を加えることも可能です。

今回テストでWindowsMediaPlayerの操作手順をまとめてみましたが、記録ファイル自体は1MB程度のためメールでも十分に送ることが可能です。

新人さんの指導に限らず何らかの手順をマニュアル化しておきたい場合や、本来のこのツールの目的のようにトラブルシューティングを記録しておきたい場合に覚えておいて損はない機能のひとつといえるでしょう。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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