新聞とTVとインターネット

Categories: ITなニュース  2008/12/30 火曜日

12月にインターネットを使った2つの大きなサービスがスタートしました。iPhoneにて産経新聞が読めるサービスとNHKオンデマンドサービスです。

朝日新聞社に続き、毎日新聞社と産経新聞社が売り上げが大幅に落ち込み、中間決算で営業赤字に転落していることが今月発表されました。新聞離れが表面化してきたといわれています。

他の統計をみると、若者は新聞を読まなくなったとはいえ、ニュース離れしているわけではないようです。今はブラウザを介して無料で情報が得られる時代です。またそこから生まれるコミュニティを通じて物事を大衆の視点から提供しているインターネットのサービスは、新聞より真実を明るみにします。
こう考えると、これからはコミュニケーションの機能のあるものしか生き残れないのかも知れません。

iphone-sankei今月よりiPhoneにて産経新聞が読めるようになりました。私は使っていませんが、ユーザの反応はなかなか好評のようです。iPhoneが非常に欲しくなりました。やはり、ジャケットのポケットに新聞が自動的に入ってくるという意味は大きいと思います。私の場合、朝、ゆっくり新聞を読むという習慣はもう10年以上も過去の事となってしまいました。最近はもっぱら、携帯でニュースを見て、時間があれば、夜のニュースを見るという形になってしまいました。新聞各社は生き残っていくためにも、これからの方向性は携帯端末に集約されていくように思います。

中途半端ながらも今月よりNHKもオンデマンド配信を始めました。何故中途半端かというと、見逃したコンテンツをオンデマンドにて提供するという位置づけのサービスとなっており、すべての番組をオンデマンドで提供するわけではない、携帯端末へは取り込めないなどの問題点があるからです。とはいえ、利用者にはなかなか好評のようで、見たい時に見れる利便性をかっているようです。確かに忙しいと番組予約すら面倒くさくてしないですからね。今後は民法各社も、インターネットを介したサービス提供を迫られてくるかと思います。しかし、視聴率が低迷している今の番組構成だと、インターネットでも買ってはもらえないでしょうし、やはりコンテンツ次第といえるでしょうね。

各マスメディアはインターネットのこの大きな波に飲み込まれていくのか、あるいは飲み込んで自分のものにしていくのか、方向性の模索は続いていくかと思います。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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