北海道の夕張市がLinux OSとOpenOffice.orgを導入

Categories: ITなニュース  2009/7/7 火曜日

これは前向きな導入ではなく、やむなく導入したという事らしいです。(記事参照

事実上財政破綻した夕張市。財政破綻すると、予算は市独自では組めないそうで、お金の使い方に関しては国からの指導が入るとか。新たなパソコンが必要でも購入する事ができないそうです。とはいえ、パソコンは業務上必要。そんな中、道内の民間企業から償却済みパソコン26台(CPUはPentium IIIで動作周波数700?800MHz、メインメモリーは512Mバイト)を無償提供するという申し出があり、OSにはLinuxディストリビューションの一つであるUbuntuを、オフィスソフトにはオープンオフィスを採用したそうです。

これだけみると、経費節約の為のLinux導入は特効薬のように見えます。スペック落ちのパソコンでもOS自体が軽いので、ある程度のパフォーマンスを期待できるからです。しかし、特効薬であると同時に劇薬でもあります。インストールはゼロ円ですが、運用にかかる人件費とのバランスを考えると、経費の削減効果を上げる事が難しいからです。操作の違い、プリンターのドライバ入手の問題とか、トラブルの対応時間とか、最初はなにかと時間がとられると思います。とはいえ、実はWindowsでもウィルス対策とか、アプリケーションにエラーとかいろいろと時間を取られているのも事実です。本当にLinuxに比べてWindowsが高効率なのかは疑問です。実際、もしサポートが受けられたり、Linuxに詳しい人がいるなら、徐々にノウハウを蓄積していき、やがてWindowsの生産性を追い越すかと思います。
また、せっかく、高性能のパソコンを持っていても、多くの人はメールやWEBブラウジングや表計算程度しか使ってない場合がほとんどで、スペックを無駄遣いしているのも事実です。(私もその一人なのですが。)特別なアプリケーションを使わない部署であれば、こうした低スペックパソコンを利用した、Linux導入の敷居は意外に低いかと思います。

Windowsの最新OSのWindows7、MACのSnow Leopard、Ubuntu 8.04などのLinux OS。新しいOSはめじろ押しです。
完璧なOSがない以上、これからもOSの勢力争いは続いていくかと思います。圧倒的なシェア故にこれからもマイクロソフトの言いなりになっていくか、ハードウェアとセット販売のOSを選ぶか、マニア向けのOSを選ぶか。OSの選び方を見てもその人の個性が表れるところだと思います。サポートの仕事をしている私としては、今後に備えて、Open Officeのトラブルシューティングができるぐらいに慣れておかなければいけないなと思いました。


Author: tokunaga
ネットワーク構築、サーバーメンテナンスを担当。 MCP、CCNA、SCSA、DD1種などを有しており、ネットワークの設計・構築・運用まで一通り行います。 法人様への最初の窓口として応対させて頂くことが多くございます。 問題解決のお手伝いを致しますのでひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

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