スマートフォンの普及により定額料金制が破綻の危機

Categories: ITtimes, ITなニュース, スマートフォン  2011/7/26 火曜日

米ベライゾン・ワイヤレスが7月7日より、スマートフォン向けのデータ通信プランで定額料金制を廃止し、すべて従量課金制に移行するというニュースを最近見ました。
アメリカではすでにAT&Tが従量課金制に移行し、スマートフォン向けの定額料金制を廃止しています。

日本では通信制限が導入されているので定額制は今のところ大丈夫ですが、このままスマートフォンを使用する人が増えていくとトラフィックが増加し通信回線の容量が不足してしまいます。

LTEなどの次世代通信規格などの普及を進めているようですが、今スマートフォンの増加速度を見ると間に合うのか微妙です。

NTTドコモでは、LTEサービス「Xi」(クロッシィ)を2010年12月よりサービス開始していますが、今後の展開ロードマップを見てみると、今年2011年で全国県庁所在地級都市の展開、2012年全国主要都市に展開となっています。
また現在のところは、データ通信専用機種に限られており携帯電話は2011年冬モデルの一部機種が対応する予定だそうです。
KDDIがLTEサービスを開始するのは2012年12月予定だそうで、それまではLTEの代わりとしてWiMAXサービスがありますが電波の特性上屋内に電波が入りにくいという問題もあります。
ソフトバンクは2011年7月8日にULTRA SPEEDの個人向けのサービスが開始しました。
ULTRA SPEEDは「DC-HSDPA」「HSPA+」に対応した高速データ通信サービスです。
こちらも現在はデータ通信専用機種に限られているようです。

次世代通信規格の普及が先か、トラフィックの増加による回線の容量不足が先かとても興味深いです。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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