USBの次期規格が決定

Categories: ITなニュース  2008/12/10 水曜日

今や外付けハードディスクもプリンタもUSBケーブル1本でつながります。
そんなお手軽なUSBの次期バージョンの仕様が発表されました。
その名も「USB3.0」です。

1996年当時から利用されているUSBの当時の規格は1.0でした。このときは転送速度が12Mですので、マウスやキーボード等の周辺機器での利用が想定される主な用途でした。それでも周辺機器との接続規格がたくさんあった中でUSBに一本化していく流れは大いに歓迎され市場にも受け入れられてきました。

その後USB1.1の仕様をへて2000年にUSB2.0が登場します。USB1.0?の仕様にも互換性があり、かつ転送速度が一気に40倍くらい高速になるとあって、外部ストレージへの活用も一気に進むことになります。ちょうどこのころはIEEE1394a規格(i.LINKやFireWireとも呼ばれる)との競争も激しいころでしたが、USB2.0はそうした規格よりもさらに普及していくことになります。

そして今年8月新たなUSBの仕様として3.0規格が発表される運びとなりました。
このUSB3.0の特徴としてはUSB2.0以前の規格とも互換性を保ちつつ接続デバイスへの電源供給の強化および転送速度が向上していることです。転送速度は5Gbpsの予定です。

近年のUSB周辺機器の用途はマウスやプリンタの接続には限られなくなってきました。大容量のUSBメモリや大容量外付けハードディスク等、高速なデータ転送と多くの電力を要する周辺機器の接続も増えてきています。数年後にはその傾向はさらに顕著なものになっていることでしょう。そうした需要を満たすためには従来のUSB2.0では力不足だったわけです。

USB3.0に対応した製品は2009年度中にも登場するのでは?といわれています。
USBがなければ…と考えると、させばつながるUSBの簡便さに感謝感謝の毎日です。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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