気持ちを確実に届けたい

Categories: ITtimes, ITなニュース, セキュリティ  2011/3/28 月曜日

選抜高校野球で宮城の東北高校が見せた全力プレーは感動的でした。

「僕らだけ野球をやっている場合じゃない」、大切な人たちを失った悲しみ、やっとかなえた甲子園の夢が目前で消えた、そんな中でも日々ボランティアに黙々と励む球児たちを、地域の方々が励まし、叱咤し、願い、そうして皆で果たした出場でした。

勝利はかないませんでしたが、その一つ一つのプレーは心に響きました。相手チームも全力プレーで応え本当に美しい試合でした。たくさんの人に勇気を与えたと思います。

こんなすばらしい話もある一方で、不幸や善意につけ込む詐欺も残念ながら増えています。

震災の後すぐに、災害を連想させるキーワードのドメインが多数取得されました。もちろん正規の団体が扱うものもありますが、中には善意の寄付を狙った詐欺サイトの開設目的で取得されたものもあります。さらには、地震や津波、原発、家族安否等のファイル名でウイルスの拡散を試みるケースも報告されています。本当に悲しいことですが、善意の気持ちを確実に届けるために慎重さが求められています。

支援には多くの方法がありますが、どのような形で支援が実行されるのかきちんと調査することをお勧めします。詐欺的なものは論外ですが、団体によって支援の方法が異なることも念頭に置くことが大切です。

被災者に直接届くものと、インフラ等の復興支援全般に向けられるものがあります。気持ちを届けたい先が具体的にあるのでしたら、それがかなう方法で行う必要があります。

「少しでも力になりたい」・・温かい気持ちが確実に届くことを願ってやみません。


Author: Jun
アイティーアシスト代表 ワクワクするようなIT活用をご提案します。

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