Boot Camp環境でiTunesを共有してみた(その1)

Categories: Apple, ITtimes, トリビア  2011/5/10 火曜日

Macを持っている方でBoot Campを利用している方は多いと思います。
MacとWindowsの両方が使えてとても便利ですが、そのままでは両方でiTunesの曲を共有することができません。
共有する方法としては、外付けハードディスクにデータを移し共有、iTunes用にパーティションを作りデータを移し共有する等があります。
しかし、私が持っているのはMacBookなので常に外付けハードディスクを持つのは嫌ですし、すでにMac側でかなりの曲を登録しているので、新しくiTunes用のパーティションを作りすべての曲を移動するのもめんどくさいので、曲は移動せずiTunesライブラリのみ移動し共有する方法を試してみました。
今回はその設定方法をご紹介します。

ちなみにこの方法はBoot Camp 3.0以前だとできません。
この方法は、Windows側からMac側のデータを読み込む必要があり、3.0からMac側のデータを読み込めるようになったためです。
またパーティションの変更等の作業を行うと、Boot Camp上のWindowsが起動しなくなる場合がありますのでご注意ください。

設定手順(Mac編)

まず今回はMac側の設定を説明したいと思います。

1.パーティションを3つに分ける

Boot Camp環境では、Macのパーティション、Windowsのパーティションの2つがすでにできていると思いますが、さらに新しくiTunesライブラリ用のパーティションを作ります。
Boot Campのパーティションはサイズを変更できないので、Mac側のパーティションのサイズを少しだけ小さくしてください。
容量は1GBでもあれば十分だと思います。
新しいパーティションのフォーマット形式はFAT形式にしてください。

ディスクユーティリティー

2.iTunesライブラリをコピーする

“ユーザ/[ユーザ名]/ミュージック”の「iTunes」フォルダの中にある、「iTunes Library」、「iTunes Library.xml」、「iTunes Library Genius.itdb」、「iTunes Library Extras.itdb」のファイルを新しく作ったパーティションにコピーします。

3.「iTunes Library」を「iTunes Library.itl」に変更する

iTunesライブラリをコピーしたら、コピーした「iTunes Library」に拡張子「.itl」を追加して「iTunes Library.itl」に変更します。
コピー元のファイルは削除しても構いませんが、念のため残しておいたほうがいいかもしれません。

4.iTunesライブラリを変更する

「option」キーを押しながらiTunesを起動します。
すると「iTunesライブラリを選択」と表示されるので「ライブラリを選択」をクリックし、3で作った「iTunes Library.itl」を選択します。
iTunesが起動したら正常に動作しているか確認します。

次回はWindows側の設定手順をご紹介します。


Author: mirai
パソコン修理、保守担当。 技術を磨くため毎日修行中。 今までに対応したトラブルなどをサポートログに書いていきますので、ぜひご覧になってください。

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