液晶モニタ選びのポイント (3)

Categories: 使えるIT  2008/10/8 水曜日

液晶モニタといっても駆動方式により2つに大別できます。

パッシブマトリクス方式とアクティブマトリクス方式です。

従来液晶の方式として主流であったのがパッシブマトリクス方式です。

特徴として単純な仕組みゆえに製造コストが安い反面、反応速度が遅い、画素間で干渉しやすいために低解像度になりやすいといったデメリットも目立ちます。

それでそのようなデメリットを克服した液晶の方式としてアクティブマトリクス方式が次第に主流になっていきます。現在ではほとんどの液晶モニタはアクティブマトリクス方式となっています。この方式は薄膜トランジスタ(TFT)を用いていますので、TFT液晶といえばアクティブマトリクス方式の液晶ということになります。パッシブマトリクス方式での弱点であった応答速度の向上、高解像度への対応、さらにはより鮮明なコントラストを実現しています。

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こうして現在の主流の液晶モニタはアクティブマトリクス方式のTFT液晶になっているわけですが、このTFT液晶もパネルと呼ばれる部品によって性質が変わってきます。パネルは視野角や応答速度もさらには価格にも影響がある部分です。

VAパネル、IPSパネル、TNパネルといった3種類のパネルがあります。

パソコンの液晶モニタとして低価格の製品はほぼTNパネルを採用しています。

TNパネルはコストが安いといった利点のほかにも、低消費電力かつ応答速度も遅くないといったメリットもあります。

ただ色再現性や視野角(角度がつくと極端に見えづらくなる)に難があるデメリットもあり、プロユースやこだわる方はVAやIPSといったパネルが使用されている製品を選びます。

VAパネルはAQUOS(SHARP)やBRAVIA(SONY)といった液晶テレビ向けで主流のパネルです。

IPSも液晶テレビで使用されているほか、視野角の広さには定評があります。

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一人で使用しかつ低価格な製品ということであればTNパネルのもの(種類も豊富です)

動画鑑賞やゲーム等の応答速度に早さが求められる場合はVAパネルのものを

応答速度が速くなくてもよいので、画像表示に高品質の発色特性を求める場合はIPSパネル

といった感じになると思います。

店頭で液晶モニタを確認して購入するのが一番よいと思いますが、その際にあらかじめ確認しておきたい点として

液晶モニタを正面以外の角度から見てみる

ゲームや映画のデモプレイが表示されているなら、残像感が気になるレベルかどうか

写真が表示されたときの発色や明るさやコントラスト等

といった点を確認してみるとよいと思います。

さらにこれはパネルとは直接関係がありませんが、グレアかノングレアといった点も確認しておくとよいと思います。液晶モニタの表面に光沢感があるものがグレアタイプでないものがノングレアになります。

グレアタイプの液晶モニタはきれいですが、長時間の入力作業等では反射した光が入ってきて目が疲れやすいという方もおられます。注意しておいたほうがよい点です。

少し脱線しましたがパネルのそれぞれに一長一短があります。

液晶モニタ選びの要素としてパネルも加えてみるのはいかがでしょうか。


Author: Nishi
システム開発、管理を担当しています。 どちらかというと裏側の仕事が多いですが、 開発したものがどこかで社会の役にたってほしいと願うのは開発者であればみな同じはず。 そんな観点で実は便利もしくは有益だけどあまり知られていないITのさまざまな分野を記事で紹介していきたいと考えています。

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